第2部
第1部の3名からの報告・提案を受けてみなさんで以下の3点についてグループワーク。各グループの中で出た意見を共有してもらいました。
- 避難生活のための顔がみえる関係づくりについて
- 災害時における物資の運搬について
- 福祉避難所の指定で災害に備える
テーマ1「避難生活のための顔がみえる関係づくり」
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地域の行事に参加することで顔が見える関係ができる
→地域のキーパーソン「民生委員・自治会長・町内会長」が普段から活動に参加してもらうとうまく連携できる -
「地域コミュニティづくり」発災前のコミュニティ、小さなコミュニティ内で相談役を作る
「組織づくり・役割」小さなことでも役割を持たせる、その中で町内会・高齢者クラブなどの各種団体との体制を作る
「事前準備」避難所の避難訓練をしておく、指定されている避難所活用ことが大事 -
顔の見える関係づくりも段階がある。
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実は助けてください、と言える図々しさが必要なのではないか?
→その図々しさが普段の関係づくりにもつながる -
コミュニティが大事で、町内会のつながりが大事だが、個人情報保護法・アパートが多かったりして、今の時代は難しい。
実際の災害時には個人情報保護法よりも様々な情報共有が優先される、県民一人ひとりがわかるような周知が必要。
テーマ2「災害時における物資の運搬について」
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物資の仕分けや分配など、自分たちができるところは自分たちでするという普段からの仕組みづくりが大事。
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備蓄場所の確保を事前に行う、その上で情報共有・事前の振り分けを確実に行う。
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休みが取る体制→備蓄・災害時に被災者を守るためには休暇が大事
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指定避難所に物資が流れやすい
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現地に支援に行った方より、物資の仕分け・分配するボランティアコーディネートするマンパワーが足りていないので、ボランティアコーディネートとサブボランティアコーディネーターのような存在が必要
テーマ3「福祉避難所の指定で災害に備える」
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顔の見える関係がベースにあって、要支援者との関係ができる(普段から関係ができていると全てにつながる)
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福祉避難所への車両の確保など具体的な数字の把握
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プライバシーの配慮が難しい(具体策を話し合う場が必要)
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地域の通所事業所の把握することが必要
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時間帯(子供が学校・保育園などに行っている時間など)についても違ってくる
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行政が把握するのではなく、地域の中で把握できるような関係性が大事
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社協さんは支え合いマップというものを作成して活用
地域の見える関係づくりがベースにあり、このような話し合えるような場が自然発生的に各地域で発生していくことが、支援される側・支援する側のストレスを減らし、迅速な支援活動に繋がります。
普段からの体制作りが大事です。それが、自分や自分の周りの大事な人や大事な地域を守ることにもつながるのだと思います。
参加してくださった皆様、お疲れ様でした。
次回は2月16日(木)災害シミュレーションを予定しております。