フードバンク
フードバンクとは、食品関連企業他より寄贈された食品等を、福祉施設や生活困窮者の支援団体等に届ける活動です。寄贈食品等の食品を安全に正しく届けることができる仕組みを持った公益システムとして、様々な利用者へ新しい食品の流れを提供していくものです。
(フードバンクガイドライン 基本理念1)
フードバンクの定義
公益財団法人 日本フードバンク連盟では、フードバンク活動を「集める」活動と「配る」活動に大きく分けて定義しています。
フードバンクかごしまは、2011年3月より鹿児島で活動を始めたフードバンク団体です。
フードバンクかごしま
フードバンクかごしまは、2011年3月に設立された鹿児島県で最初のフードバンク団体です。
2018年1月現在、九州で唯一、第三者機関からの衛生監査をクリアしているフードバンク団体であり、寄贈食品を安全かつ正しく届けることができるフードバンクとして、企業や行政、社会福祉協議会、NPO、市民など多様な主体との協働によって活動を行っています。
フードバンクかごしまの目的(定款 第3条)
この法人は、食品ロスの削減と有効利用できる社会の実現を目指し、フードバンク活動を通じて食品ロス削減の啓発や災害支援、食のセーフティネット構築活動を行い、地域の環境への負荷の低減と社会福祉の向上に寄与することを目的とする。
フードバンクかごしまの事業(定款 第5条)
この法人は、第3条の目的を達成するため、次の特定非営利活動にかかる事業を行う。
(1)フードバンク事業
(2)食品ロス削減の啓発事業
(3)災害支援及び防災、減災の啓発事業
(4)食のセーフティネット構築事業
(5)地域コミュニティ活性化事業
(6)その他、この法人の目的を達成するために必要な事業
フードバンクかごしまの主な事業実績
- 平成25年度
- 農林水産省「食品廃棄物環境対策事業」
- 平成26年度
- 鹿児島県「若年者雇用・人財育成事業」
- 平成26年度
- 鹿児島県「多様な主体の協働モデル創出事業」
- 平成27年度
- 農林水産省「食品ロス削減等総合対策事業」
- 平成27年度
- 鹿児島県「緊急度の高い生活困窮者への食の支援仕組みづくり事業」
- 平成28年度
- 農林水産省「食品リサイクル促進等総合対策事業」
- 平成28年度
- 鹿児島県「災害にも強い、地域が支え合える仕組みづくり事業」
- 平成28年度
- 鹿児島県「災害時におけるフードバンク食品の供給等に関する協定」締結
- 平成28年度
- 鹿児島市「市有財産無償貸付契約(旧 改新小学校)」
フードバンクかごしまの沿革
- 平成23年3月
- 鹿児島で初となるフードバンク団体として設立
- 平成23年4月
- 東日本大震災被災地へ食の支援開始
- 平成23年9月
- 鹿児島県内の児童養護施設等の福祉施設へ食の支援開始
- 平成25年10月
- フードバンクガイドラインに署名
- 平成26年2月
- フードバンクの全国組織である公益財団法人日本フードバンク連盟に準加盟
- 平成27年10月
- 第3者機関による食品倉庫の食品衛生監査実施
- 平成27年12月
- 全国で2番目となる日本フードバンク連盟生加盟団体になる
- 平成28年4月
- 熊本地震支援活動開始
- 平成28年9月
- 鹿児島県と「災害時におけるフードバンク食品の供給等に関する協定」締結
- 平成29年3月
- 鹿児島市と旧 改新小学校の無償貸付契約を締結
公益財団法人 日本フードバンク連盟
日本フードバンク連盟は、信頼できるフードバンク活動が日本に普及するよう、認証団体への衛生管理監査やガイドラインの管理を行い、日本のフードセーフティネットを築く為、フードバンク活動水準を引き上げ、そのネットワークを築く為に活動している団体です。
フードバンクかごしまは、2013年にフードバンクガイドラインに署名し、2015年日本のフードバンクで2番目に認証条件を全てクリアし正加盟団体として認証されました。
日本フードバンク連盟認証条件
1 法人格を有している
2 事業計画書を有している
3 法人として2年間のフードバンク活動実績を有する
4 外部専門家による諮問委員会の設置
5 フードバンクガイドラインに署名する
6 2年に1度、衛生管理監査を受ける