11月の終わりの週に、宮城は仙台へ行ってきました。東北のフードバンク団体さんが検討会を開催するということで、代表の原田と事務局長である石山にお声掛けいただき、検討会へ参加させていただきました。
フードバンクかごしまも微力ながら、東日本大震災の支援をさせていただいています。家庭に余っている鹿児島県産の茶葉を集めて、それを東北の被災地にお送りする活動を続けています。
検討会の翌日はセカンドハーベスト・ジャパンの石巻担当の方に被災地を案内していただきました。
仙台空港には、津波到達点の標識があったり、空港での被災地直前の様子や津波が今まさにそこまで来ている、という写真がたくさん貼られていました。
その時、そこにいた人たちはとても怖かったり、家族の無事を祈ったり、いろんな思いで押しつぶされそうだったのではないか、と感じました。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、海に瓦礫できた陸ができていました。相当量のものが津波で流されたことがわかります。まだまだ、家族の行方を捜している方々も多くいる、という現状にもとても辛いことだと感じました。
実際にお茶を届けている、ふうどばんく東北AGAINさんの事務所へ。クマの事務局員も迎えてくれて、お茶とメッセージがどのように届けられているかを知ることができました。
現地に行って現状を知り、この起きた出来事を他人事ではなく、自分ごととして、多くの人に捉えてもらい、支え合って生きていけるような社会になっていけたらいいなぁと思います。フードバンクシステムがその支え合って生きていける社会の一つのツールがとなりえたらいいのかなぁと感じた日でもありました。