2016 1/15(金) の夜、東北ふうどばんくの末永博氏をお呼びして、「東北*鹿児島 明日へつながる~対話の場所~」というタイトルで、イベントを開催させていただきました。
進行や会場設営は学生主体。当日のスケジュール等も学生と事務局もフォローに入りながら当日を迎えさせていただきました。
末永さんは具体的な数字を使って、人口の推移や仮設住宅の入居についてお話をしてくださいました。平成20年 165,894人→平成25年 151,068人→平成26年 149,972人→平成28年 148,798人(1月12日現在)なので、H20年より10.3%、17,096人減っているという現状があるらしいです。
発災から5年目を迎える現地で抱える生活に関わる問題
- 「ホームレス化」
- 震災をきっかけにDV、アルコール依存等を理由にした「ひとり親」家庭の増加
- 不登校率「全国ナンバー1」
参加者の方も一生懸命聞いていて、「災害について」「命について」を考えたのではないかと思います。
第二部は意見交換会。
参加者の中には、被災地支援に携わっていた方、岩手にいた方、いろんな形で関わっている方が多くいました。参加者からは、
「実際にどんな支援が必要なのか?」
「今となってからわかる災害の時にこうしておけばよかったのか?」
などの質問が多く出ました。マニュアルが策定されていて、震災時にそれ通りに避難しても、災害の被害に合い、津波の被害に巻き込まれ命を落としたという方もいました。「想定外」の最悪の事態が起こるのが災害だということがとても心に残りました。
メディアの方にも来ていただき、また参加者の皆様のカンパで末永さんの旅費も賄うことができました。 ありがたい思いです。
フードバンクかごしまの猫の事務局員とあがいんのクマの事務局員もきっちりお仕事をしました☆
たくさんの学びがあり、フードバンクかごしま学生チームの東北の支援を続けていますが、これからも継続していきたいと思います。そして、この東日本大震災という大きな出来事を自分ごとと捉えていくべきなのだと思いました。
参加者の皆さんにもたくさんの学びや、明日から自分たちにできる「何か」が見つかったのであれば、とても嬉しいです。
この場に参加してくださった皆様へ感謝!
ありがとうございました!