研修を終えて

Second Harvest Japanでの3日間の研修を終えました。

セカンド倉庫

 

Second Harvest Japanさん(以下2hj)秋葉原の高架下の倉庫。ここには、たくさんの企業さんからの食品が寄贈されています。研修1日目は、被災地の仮設住宅などで暮らす方々へ送る食品の詰め合わせと、個人への食品の引き渡し。鹿児島ではしていない活動だったので、とても驚きました。食品メーカーさんの提供だけでなく、スーパーさんも食品提供してくださっていました。豆腐や、納豆、野菜、中には見たこともない果物や高級お菓子もありました。外国の方のボランティアさんが今日多かったのは、食品を取りに来る個人の方が外国の方が多いからなのかと思いました。

セカンド コストコ 研修2日目。この日は、川崎方面への食品配送で8施設に行きました。倉庫に集合→食品の積荷。ここで、まず驚いたことがあります。この日ドライバーを務めて下さったのはボランティアの男性で、毎週金曜日に埼玉から電車で来て、2hjさんの車で食品配送をしているのだそうです。倉庫で事務局の方と施設へ何を持って行くかをまず話すのですが、ボランティアさんの方がよく現場を知っているので、何を持って行くかをボランティアさんが決めるのです。現場はボランティアさんの方がよく知っているので事務局の方もボランティアさんに任せていました。

食品配送 セカンド2hjさんに来るボランティアさんはベテランさんが多い。何年も継続して、関わっている方の多さに驚きです。ベテランの方々はもうすでに事務局スタッフなのではないか、と思うぐらいに現場を取り仕切り動いています。さて、食品を車に積み込み首都高を通って、川崎へ。車の中では、世間話に花が咲き、とても素敵な時間だなぁと感じました。施設に行く前に食品メーカーの倉庫等に行き、パンや果物などを引き取り、施設へと向かいました。ホームレスの支援施設や、子どもたちの施設などに行かせていただき、また施設の方々ともお話をすることが出来ました。鹿児島でフードバンク活動をしていても、東京でフードバンク活動をしていても、施設の方々が見せてくれる笑顔は一緒だなぁと感じるところでした。8施設配り終わり、最後に食品の店舗さんの倉庫により、輸入お菓子を引き取り、倉庫へ戻りました。10時ごろに出発して17時に事務所へ着。事務所では次の日に行う炊き出しの下準備が終わったところでした。

セカンド炊き出しいよいよ3日目。この日は、上野公園での炊き出しです。この日は2hjさんのキッチンに集合。この日のボランティアさんは総勢で30名ほど。外資系の企業の方々はグループで参加していたり、学生たちも数名来ていました。この日もやはり現場で指導していたのはベテランのボランティアさん。もう7年ほどセカンドさんで炊き出しのボランティアのお手伝いをしているそうです。初めてボランティアに来た人には、2hjさんの代表からのオリエンテーションやフードバンクについての説明が行われていました。

セカンド 炊き出し-001この日のメニュー(覚えてる範囲ですが)

  • 卵焼き
  • アボカドペースト
  • 茹でブロッコリー
  • ラッキョウの漬物
  • 空芯菜炒め
  • スープ

でした。

研修を終えて、たくさんの人たちが関わっているフードバンク活動はみんなが笑顔になれる活動だと改めて感じることができました。2hjさんのすごいところは、関わる人たちがフラットだということ。たくさんの人たちが、みんな楽しくて関わっているということ、たくさんの人が関わりたいと思わせるそれだけの魅力があるということ。鹿児島でも地域に根付いて、みんなで盛り上げて作って行けるようにしたい!と改めて感じるとこでした。